インフルエンサーマーケティングお役立ち記事

【Instagram向け】正しいインフルエンサーの選び方とキャスティング方法を徹底解説

インフルエンサーマーケティングを実施する際、まず行わなくてはいけないのが、「インフルエンサーの選定」です。

どのようなインフルエンサーを選定するかによって、インフルエンサーマーケティングの効果が大きく変わってくるため、この選定作業は非常に入念に行う必要があります。

フォロワー数や写真の雰囲気だけでなんとなく選定しているというケースが多いようですが、そのような場合、あまり効果が出ずに失敗してしまう事例が大半だそうです。

では、どのような基準でインフルエンサーを選んだら良いのでしょうか?

実際にInstagramを用いたインフルエンサーマーケティングを実施している広告主やキャスティング会社の事例をもとに、正しいインフルエンサーの選定方法と、キャスティング方法を徹底的に解説します。

あなたならどのインフルエンサーを選びますか?

まずは、「20代女性をターゲットとする化粧品のPR」という前提で、以下の3名のインフルエンサーの中からどのインフルエンサーを選んだら良いか考えてみましょう。

3名のインフルエンサー

*エンゲージメント: SNS運用者の方ならご存知かとは思いますが、エンゲージメントについても念のために解説しておきます。「エンゲージメント」とは「いいね!」と「コメント数」の合計数であり、フォロワーからどの程度共感されているのかを測る指標としてよく用いられています。 

*起用コスト: 一般的に多く用いられているフォロワー単価制で計算しています。直接依頼する場合と、キャスティング会社に依頼する場合で単価は異なりますが、今回はキャスティング会社に依頼した際の平均的な単価であるフォロワー単価3円(フォロワー数×3円のコスト)を前提にしています。

さて、あなたは3名のうち誰を選びましたか?
フォロワー数だけ見ると、圧倒的にAさんに軍配が上がります。

ただし、エンゲージメントが低い上にグラビア系の投稿内容となっており、商材にマッチしているとは言えなそうです。
フォロワー数が多いとその分起用コストもかさんでしまいますので、フォロワー数だけで判断するのは得策ではありません。

一方で、Cさんはフォロワー数は最も少ないですが、フォロワー数に対するエンゲージメントは非常に高く、美容系の投稿も多いため商材との相性も良さそうです。また、起用コストも最も低い水準となっておりコストパフォーマンスも良さそうです。

ここまでの情報で判断すると、Cさんを第一優先で起用すべきと言えるでしょう。

Bさんはエンゲージメント自体は一番高く、投稿の内容も商材のターゲット層と被っていますが、起用コストがCさんの2倍かかってしまうため、第二候補として検討する形になります。

エンゲージメント以外の指標が実はとっても重要!

フォロワー数とエンゲージメント数のみで判断すると、Cさんの圧勝でしたが、実はエンゲージメント数以外にもっと重要な指標があるんです。

先ほどの3名のインフルエンサーをもう少し掘り下げて分析してみましょう。

それぞれのインフルエンサーの分析を詳しく行ったところ、3名それぞれの「PR投稿の量」「リーチ数」「フォロワーの男女比」が判明しました。

PR投稿: 広告主が依頼して行う商品紹介の投稿のこと。PR投稿が多いとインフルエンサー自身の広告感が強まってしまう。

リーチ数: 実際に投稿を閲覧しているユニークユーザー数のこと。フォロワー数が多くても、投稿を見ている人は実は少なかった、ということもある。

さて、第一候補だったCさんの情報をみてみると、実は美容系の投稿もPR投稿ばかりであったことが分かりました。
PR投稿が多く、広告色が強くなっていたため、フォロワーも投稿をあまり見なくなってしまったのでしょう。リーチ数がフォロワー数の3分の1に留まっています。

また、女性フォロワーがそこまで多くなく、半分以上のフォロワーが男性であることも判明しました。
つまり表面上は多かったCさんのエンゲージメントは、実は大半が男性からの支持だったということです。

では、第二候補だったBさんはどうでしょうか?
Bさんはファッションを中心に投稿していることから、女性フォロワー数が圧倒的に多く、リーチ数も同様にかなり多いことが分かりました。
しかも今までPR投稿をしたことが全く無いようで、「広告感」が一切ありません。

Bさんの起用コストは18万円、Cさんの起用コスト9万円と2倍離れていますが、ターゲットとなる20代女性へのアプローチに関しては、Bさんを起用した方が2倍以上の高い効果が期待できるのは明らかですね。

インフルエンサー選定は、「表面」ではなく「中身」を見極める必要がある

このように、インフルエンサーマーケティングを実施する際には、フォロワー数やエンゲージメント数等の「表面」の数値ではなく、フォロワー属性や具体的な投稿内容等の「中身」をきちんと見極めた上で選定を行う必要があります。

「中身」を見極める上では、定量面と定性面の2つの側面から、細かく分析を行うことが重要と言えるでしょう。

インフルエンサーの「中身」を見極める指標

定量指標:フォロワー数、エンゲージメント数、リーチ数、インプレッション数、フォロワーの男女比、年齢分布、所在地分布、PR投稿の割合、など

定性指標:投稿ジャンル、投稿の雰囲気、投稿のハッシュタグ、投稿に付いているコメントの内容、など

インフルエンサーの分析方法と依頼方法

分析が重要だということはよく分かりましたが、実際どのようにして分析を行なったら良いのでしょうか?

インフルエンサーの分析と依頼を行うには、主に以下の3つの方法があります。

  1. 自力でInstagramを確認して分析、DMで依頼する
  2. ツールを使って自社で分析&依頼を行う
  3. キャスティング会社に分析と依頼をお任せする

 

1. 自力でInstagramを確認して分析、DMで依頼する方法

Instagram上で数値を拾ったり投稿内容を確認したりなど、ある程度の範囲であれば自力で分析を行うことは可能です。

ただし、フォロワー属性やリーチ数・インプレッション分析を行うには、機械学習・画像解析等の特殊技術が必要なため、Instagramを自力で確認する方法では、フォロワー数とエンゲージメント数しか取得することができません。
さらに、取得した数値や投稿の内容などをExcel等のスプレッドシートにまとめなおす必要があり、膨大な時間と手間がかかってしまうため、あまりオススメできません。

当然ですが、依頼を行う際も一人一人DMを送って直接交渉を行う必要があります。お気に入りのインフルエンサーが見つかっても断られてしまう可能性もありますので、インフルエンサーに依頼するだけでも長期戦になってしまいます。
さらに、実際に交渉がまとまった後も、お願いする投稿内容の伝達、実際の投稿の確認、報酬の支払い、等のやり取りが発生するため、自社のリソースを大きく割く必要があります。

インフルエンサーに直接依頼する場合のフォロワー単価は、1~2円程度が相場となっています。

<メリット>
・ 余計なコストが発生しない
・ インフルエンサーの選択肢が豊富

<デメリット>
・ 膨大な手間が発生し、自社のリソース確保が必要

 

2. ツールを使って自社で分析&依頼を行う方法

定期的・継続的にインフルエンサーマーケティングを行いたい場合にオススメしたいのが、分析ツールを活用する方法です。
インフルエンサー分析ツールは、主に機械学習や画像解析等の技術を用いて、インフルエンサーの分析を行なっており、これを活用することにより、インフルエンサーの想定リーチ数、想定インプレッション数、フォロワーの想定男女比等を取得することが可能です。

ただし、依頼・交渉を行う際や、交渉がまとまった後のやり取りは、自社で行う必要があるため、リソースの確保は必要になります。
また、分析ツールは月額で数十万円以上かかることが多く、インフルエンサーマーケティング施策を継続的に行わない場合は、導入のハードルが高いと言えるでしょう。

もちろん分析ツールの利用料金に加えて、インフルエンサーへの報酬もフォロワー単価1~2円程度は支払う必要がありますので、ツールを使用しない場合に比べてコストは割高になります。

主なインフルエンサー分析ツールは、Klear等があります。 

<メリット>
・ 時間をかけずにインフルエンサーを分析できる
・ インフルエンサーの選択肢が豊富

<デメリット>
・ 月額数十万円の利用料が必要なため、コスト負担が大きい
・ 単月で利用不可な場合が多いため、単発の施策には不向き
・ 多少の手間は発生し、自社のリソース確保が必要

 

3. キャスティング会社に分析と依頼をお任せする方法

最もオススメしたいのはキャスティング会社に依頼する方法です。

インフルエンサーのリストアップ、分析データの提供、投稿依頼、投稿管理、レポーティング等、ワンストップでキャスティング会社のサポートを受けることができます。
自社の負担が非常に軽く、別途リソースを割く必要もないため、社内コストを考慮したコストパフォーマンスは最も良いと思われます。

ただし、キャスティング会社によっては分析ツールを保有しておらず、「エンゲージメント数」や「雰囲気だけのプロフィール」しか提示してくれない場合が多々あるため、注意が必要です。
また、分析データの提供やレポーティングを受けるためには別途料金が必要なキャスティング会社もあるため、キャスティング会社選びの際には慎重にサポート内容・料金体系を確認する必要があります。

キャスティング会社を用いた場合に、キャスティング会社に支払う料金の相場は、フォロワー単価3円前後となっています。

主なインフルエンサーキャスティング会社は、REECHFind Model等があります。
REECHでは、上記でご紹介した全指標の分析データの提供を受けることが可能であり、フォロワー単価1.5円で依頼することが可能です。

<メリット>
・ 時間をかけずにインフルエンサーを分析&依頼できる
・ インフルエンサーマーケティング会社に慣れていなくても取り組みやすい
・ 自社のリソースを割く必要がない
・ 月額費用が不要なので、単発利用に向いている

<デメリット>
・ 直接依頼に比べて、フォロワー単価が割高
・ キャスティング会社によっては、十分なデータの提供が受けられないことも

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

インフルエンサーを選定する際には、しっかりとした分析が非常に肝心です。
同じフォロワー数・同じコストでも、インフルエンサー次第で全く効果は異なります。

また、自社の予算やリソースや継続性などを考慮した上で、自社で直接依頼するのか、ツールを活用するのか、キャスティング会社に依頼するのか、を検討する必要があります。

本メディア「インフルエンサーマーケティングガイド」を運営するREECHは、インフルエンサーキャスティング業を行なっております。

REECHでは、独自のデータ分析技術を有しており、定量面・定性面の両面でインフルエンサーのあらゆる指標を分析することが可能です。
また、インフルエンサーにはフォロワー単価1.5円で依頼を行うことができます。もちろん月額料金、初期費用等は一切頂戴しておりません。

キャスティング会社の中では、最もご満足いただけるサービスを提供できる自信がございますので、キャスティング会社選定でお悩みの方は、是非一度ご相談ください。

 

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