「インフルエンサーキャスティング」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。スマートフォンの普及により、SNSや動画配信サービスの利用者は増加し、SNSや動画配信サービスを利用したマーケティングが増えています。企業がSNSのアカウントを運営する手法の他に、インフルエンサーを起用して効果的に訴求する手法があります。インフルエンサーキャスティングは、インフルエンサーを選ぶことです。そこで今回は、インフルエンサーキャスティングとはなにか、依頼費用やメリット、デメリットについて紹介します。
目次
インフルエンサーキャスティングとは
インフルエンサーキャスティングとは、クライアントのブランドや企業目的に合わせ、適切なインフルエンサーを選ぶことです。
インフルエンサーとは、SNSや動画配信サービスで多くのフォロワーを持つ人気のあるユーザーを指し、フォロワーの間やコンテンツ内での高い影響力を持ちます。
インフルエンサーごとに強みとなるジャンルやファン層、専門性に差があります。
インフルエンサーを起用し、商品やサービスをPRしてもらってマーケティングをする手法が、インフルエンサーマーケティングです。
インフルエンサーマーケティングを上手く利用するためには、PRする商品やサービスの内容とインフルエンサーの強みとなるジャンルを合わせ、適切な人材を選ばなければなりません。
しかし、知識がなければ、適切なインフルエンサーを選ぶことは難しいでしょう。
そこで、インフルエンサー起用の役に立つサービスが、インフルエンサーキャスティングです。
インフルエンサーキャスティングが注目される理由
インフルエンサーを起用し、商品やサービスをPRするインフルエンサーマーケティングは、従来の方法よりも効果的に商品やサービス、ブランドの認知度を向上させられると注目されています。
具体的な方法は、インフルエンサーが商品やサービスをブログやSNS、動画配信サービスなどで紹介します。
その投稿がインフルエンサーのフォロワーや、他のユーザーに「いいね」「拡散」されることで素早く認知度を向上させることが可能です。
また、普段はあまり認知度の向上や購買意欲につながらない広告であっても、インフルエンサーが紹介すれば注目するユーザーが増え、認知度の向上につながります。
インフルエンサーキャスティングの相場
インフルエンサーキャスティングの相場は、インフルエンサーのフォロワー数に応じて変わります。
フォロワー数が10万人規模はフォロワー1人当たり2円から3円。
フォロワー数が数十万人規模はフォロワー1人当たり4円から6円です。
費用の内訳はインフルエンサーへの報酬以外に、代理店の仲介料や二次利用費用がかかります。
また、PRしてもらう商品やサービスをインフルエンサー自身に試してもらいます。
そのため、無料で商品を提供したり、サービスの料金の負担を企業が請け負ったりします。
インフルエンサーをキャスティングする方法
インフルエンサーをキャスティングする方法には、以下の3つの方法があります。
・インフルエンサーへの直接依頼
・インフルエンサーキャスティング会社を利用
・インフルエンサープラットフォームを利用
ここでは、それぞれの説明や特徴について紹介します。
インフルエンサーへ直接依頼する
インフルエンサーへの直接依頼とは、キャスティング会社や事務所に所属していない、フリーのインフルエンサーに依頼する方法です。
依頼方法は、SNSのDMや投稿された動画やブログなどにコメントをして直接やり取りをします。
特定のインフルエンサーに目星をつけていたり、インフルエンサーに関して詳しい従業員が社内にいたりする際には、おすすめの方法といえます。
インフルエンサーへ直接依頼するメリット
インフルエンサーへ直接依頼すると、キャスティング会社を挟まずに依頼できるため、中間マージンが発生しません。
そのため、依頼にかかる費用が抑えられます。
直接依頼はインフルエンサーとのDMや投稿された動画やブログなどのコメントから直接やり取りができ、お互いの疑問や要望などのすり合わせや確認しやすくなります。
また、キャスティング会社やマッチングサイトでは、登録をしているインフルエンサーから選びますが、直接依頼であれば登録をしていないインフルエンサーに対しても依頼が可能です。
数多く存在するインフルエンサーから、自社の商品やサービスに合うインフルエンサーが選べます。
インフルエンサーへ直接依頼するデメリット
一方、インフルエンサーへ直接依頼すると、進行管理を自社でするため、経験やノウハウが必要です。
インフルエンサーの選定から報酬交渉、マネジメントなどの他に、動画設計や見せ方なども自社でしなければならず、ノウハウがなければインフルエンサーを起用した効果を十分に得られない可能性があります。
また、直接依頼をしても、必ず受けてもらえる訳ではありません。
インフルエンサーキャスティング会社を使う
インフルエンサーマーケティングをしたい企業と、仕事を受けたいインフルエンサーの間には、インフルエンサーキャスティングをする会社があります。
インフルエンサーキャスティングを企業に依頼する方法には、更に2つのパターンがあります。
1つ目はインフルエンサーが所属している事務所に依頼するパターンです。
事務所は、所属しているインフルエンサーの特徴が分かっているため、PRしてもらいたい商品やサービスのイメージに合うキャスティングができます。
2つ目は、キャスティング会社に依頼するパターンです。
依頼者がPRしてもらいたい商品やサービスのイメージに合うインフルエンサーを紹介する、外部の会社です。
インフルエンサーキャスティング会社を使うメリット
インフルエンサーキャスティング会社には、さまざまなインフルエンサーが登録しています。
そのため、求めているインフルエンサーが見つかる可能性が高いだけではなく、依頼者に合うインフルエンサーをプロが選び、キャスティングしてくれます。
企画内容や条件などはインフルエンサーと依頼者が直接やり取りでき、すり合わせや確認が可能です。
また、キャスティング会社では、インフルエンサーの予算管理やスケジュール管理などのマネジメントも任せられます。
インフルエンサーキャスティング会社を使うデメリット
インフルエンサーキャスティング会社を利用するためには、会員登録をする必要があり、会員登録や月額利用料、手数料などがかかることがあります。
インフルエンサーに直接依頼すると、起用したインフルエンサーへの報酬のみです。
一方、インフルエンサーキャスティング会社を利用すると仲介料がかかるため、高額になる傾向があります。
また、キャスティング会社に会員登録をしているインフルエンサーにのみ応募可能です。
狙っているインフルエンサーがいる場合や、社内にインフルエンサーマーケティングの経験がある従業員がいる際には、直接依頼するとよいでしょう。
インフルエンサープラットフォームを使う
プラットフォーム型とは、企業とインフルエンサーのマッチングサイトといえる会社のことを言います。
プラットフォーム型のインフルエンサーマーケティングは、クライアントがプラットフォームに登録するインフルエンサーを選び、交渉をします。
インフルエンサーをプロが選んでマネジメントするキャスティング会社と、直接依頼の中間のような仕組みです。
社内にインフルエンサーマーケティングの経験がある従業員がいる際は、特におすすめの方法です。
インフルエンサープラットフォームを使うメリット
インフルエンサーの登録者数の多いインフルエンサープラットフォームでは、自社でインフルエンサーを募集するより、多くのインフルエンサーに対して募集がかけられます。
また、インフルエンサーのフォロワー数や投稿内容などを分析する、高性能な機能があるため、PRしたい商品やサービスに合うインフルエンサーを選べます。
さらに、ダッシュボード機能が備わっており、スケジュール管理や報酬、レポーティングの管理が可能です。
インフルエンサープラットフォームを使うデメリット
プラットフォームを利用するには利用料がかかるため、直接依頼をするよりも費用が割高になります。
プラットフォームに登録している多くのインフルエンサーの中から、PRしたい商品やサービスに合うインフルエンサーを自社で選び、マネジメントをします。
そのため、インフルエンサーマーケティングに関する知識や経験がなければ、難しいといえるでしょう。
インフルエンサーマーケティングならREECH DATABASE
インフルエンサーの検索や分析はもちろん、管理やレポーティングなどが可能なツールです。
そのため、企業に依存せずにインフルエンサーマーケティングの実行が可能です。インフルエンサーマーケティングにおける業務の効率化を検討している方は、お気軽にお問い合わせください。
インフルエンサーの分析や管理、報酬支払いを一括管理できる「REECH DATABASE」を活用しませんか?
REECH DATABASE インフルエンサー検索・分析・管理ツール|https://reech.co.jp/